『佐々木愛理』は他校を巻き込むファンクラブが存在するほどのアイドル的な学生。
『高身長』『美人』『爆乳』そして『男嫌い』
完璧な見た目と男を寄せ付けない内面。まさに高嶺の花を体現した存在。
そんな佐々木愛理に思いを寄せる男は数えきれない。
その中の一人の『僕』は佐々木さんと同じクラス。
僕はある日、担任の奥田先生のパソコンを覗いてしまう。
それは悪い好奇心だった。
『『愛理の日記』』
パソコンの画面にあったのはその文字。
佐々木さんの下の名前は愛理。
奥田先生は佐々木さんの担任。
彼女を指した日記であることは明確だった。
その日記のデータを共有化した僕は、自宅で一人それを読む。
そこに書かれていたのは受け入れたくない絶望的な内容だった…